第67回 正倉院展
10月30日(金)は早起きして、奈良国立博物館で開催されている第67回正倉院展に行ってきました。
今回のメインの展示は、ポスターにもなっています。
「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)
象嵌の細工の細かさには驚かされます。
妻は、ルイヴィトンみたいと言っていますが、真似をしたとしたらルイヴィトンでしょうね。こちらは1400年も前ですからね。
もう一つ感動したのが、「七条褐色紬袈裟」(しちじょうかっしょくのつむぎのけさ)
仏教の発祥の地であるインドの出身で中国に渡った密教僧・金剛智三蔵が使っていたものということです。海を越えて、東大寺の大伽藍でこの袈裟をまとい大仏開眼会に臨む華やかな聖武天皇の姿が目に浮かぶようです。
正倉院御物には、空間と時間を超えて、今我々が目の当たりにできる人類の生活の営みのすごさを感じさせられます。